こちらの写真は、弊社で建設している住宅に使っている断熱材です。

内覧会会場ではこのように、実際に家を建てる際に使用している断熱材と、全く同じものを展示しています。

お家の断熱性能について気になる方も多いと思います。

特に秋田は冬が長いので、「温かい家」というのはとっても重要ですよね。

最近では夏も暑いので「夏は涼しく、冬は温かい」家だと、お家で過ごす時間がとっても快適になりますよね。

今回は弊社「ローヤル不動産二級建築士事務所ハートビック」で使用している断熱材についてご説明します。

 

床断熱材「スタイロフォーム」100mm

写真の一番上にある青い板状のものが「スタイロフォーム」という断熱材です。

スタイロフォームの大きな特徴はずばり「熱を伝えにくい」ことにあります。

断熱性能が高い素材だと言えます。

熱の伝わりやすさを示す「熱伝導率(数値が低いほど断熱性能が高い)」は0.022という低い数値です。

ちなみに、一般的な発泡スチロール(スーパーで魚などの保冷箱として使われているごく一般的なもの)は0.040だそうです。

こちらのスタイロフォーム100mmを床に使用しています。

100mmという厚さは、国の基準で定められている断熱材の基準値より約5倍の断熱材を使用しております!

 

断熱材「グラスウール」

写真中央にあるものが「グラスウール」という断熱材です。

写真の通りふわふわしていて綿のようですが、実は細かいガラス繊維で出来ています。

こちらの熱伝導率は0.038と低い数値になっています。

グラスウールを壁に105mm、天井に210mm使用しています。

こちらは国の基準と比べると、壁は約3倍、天井は約4倍使用しています!

 

アスベストとは全くの別物!

グラスウールはよくアスベストと比較されることがあります。

アスベストとはかつて住宅に使われていた建築材料のことです。現在では製造、使用が禁止されています。

グラスウールも繊維状のため、アスベストのように健康被害を心配する方がいますが、

グラスウールの繊維は直径4~9ミクロンと太いため、仮にわずかに飛散している繊維を吸い込んだとしても、肺まで到達せず鼻や気管支でほとんど除去されます。

グラスウールは建築構造を支える骨組みにあたる部分に使用されるため、室内外の空気に出てくること自体がほとんどありません。

そして「IARC」(国際がん研究機関)の「発がん性評価」によると、「ヒトに対して発がん性が分類されない」分類になります。

これはコーヒーよりも発がん性が少ないと言われているんです!

参考:マグ・イゾベール株式会社「グラスウールによくある4つの誤解」

 

冬も夏も快適な住まいを!

「熱を伝えにくい」というのは、冬の寒さはもちろんのこと、夏の暑さにも有効です。

外の暑さが家の中まで伝わらず、そしてクーラーで冷やした空気も外に伝わりにくいということになります。

冬は暖房の温かい空気が外に伝わりにくいため、温かい家で過ごすことが出来ます。

温度を保つことで冷暖房のエネルギー消費を抑える効果があるので、省資源や温暖化防止にも役立っています。

まさに「夏は涼しく、冬は温かく」過ごすことが出来ます!

 

実際に体感してみてください!

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